昭和40年男2012年03月18日 00時44分04秒

とゆー名前の雑誌を先日見つけて買ってきた。
昭和40年男 vol.12
ちなみに私は昭和40年生まれでは無いけれど、近い年代です(^^;
買った理由は表紙にある自転車の特集が気になったから。

昭和40年代後半くらいから~50年代にかけて流行った主に小学生向け自転車特集で
こんなメカが自転車に搭載されていたなぁ。
リトラクタブル&パッシングライト
リトラクタブルやパッシング付きヘッドライトに

電子フラッシャー
リアの電子フラッシャーやウインカーとか

ポジション表示付き変速機
ポジション表示付きの変速機
自動車のシフトパターンみたいな変速機なんてのもあったのね。

機械式&油圧ディスクブレーキ
後輪に装着されたディスクブレーキ
機械式ディスクだけだと思ったら、油圧式ディスクブレーキなんてのもありました(汗)

絶版車アルバムの一部
当時の自転車アルバム
まだこんな綺麗なコンディションで保存している方もいるのですね。
でも、これだけ装備していると車体が重くなっているんだよね(^^;
多分車体重量は20㎏以上?今の電動アシスト自転車並の重量だと思う。

当時の小学生にとって車体価格の約5万円はとても買える金額では無く
走っているのを横で眺めていたなぁ。
その前に自転車に乗れるようになったのが小学6年だったので、
あまり関係なかったけど(ぉ

この時点では色物だった感じのある技術だけど、その後の改良により
ポジション付きの変速機は今や標準だし、電子フラッシャーやパッシング付きの
ライト類も外付けだけどLED照明やテールライトで実用化?されているし、
ディスクブレーキもMTBの高級機では前後ディスクで使われていたりと
現在普通に使われている技術となったあたりが日本のメーカーらしい所だ。
さすがに油圧ディスクだけはオーバースペックだから使われてないですね(笑)

この様に恐竜的に進化した自転車も、昭和50年代以降は下降線となりやがて絶滅し
今度はこんなタイプの自転車が出てきた
ブリヂストン ロードマン
ブリヂストン ロードマン
ある意味原点回帰というか、今までの自転車のアンチテーゼみたいな感じで登場。

フレームやハンドル、変速機やキャリアなど自分でチョイスしてオーダー出来る
「自分だけの1台」がつくれる自転車でした。
今で言うと、パソコンのBTOマシンみたいな物でしたね。
これも当時、欲しかったな~。無論、買えませんでしたが(爆)

ロードマンタイプの自転車
ロードマンがヒットしたので、当然ながら他社も似たようなコンセプトの自転車を展開
やがてこの様なBTOタイプの自転車もコストの関係か姿を消して現在に至るけど、
今でもこのシステムがあったら1台欲しいと思う。

といった具合で今回買ったこの雑誌、内容的には結構満足してます。
そーいえばこの時代の自転車によく採用されていたセミドロップハンドルって、
まだ売っているのかな?