KE007 1976年のF1マシン2014年02月02日 23時40分52秒

2月8日から公開される映画「ラッシュ/プライドと友情」という1976年のF1を
扱った映画のイベントとして、有楽町マリオンで当時出走した日本製F1マシン
KE007が展示されているという情報を入手したので、見物してきたー。
ちなみに2月4日まで展示されているそうです。

KE007
1960年代に走っていたホンダのF1マシンを除くと、
70年代にマキF1というのがあったが、残念ながら予選不通過だったので
レース本戦を走ったホンダ以外の日本製F1マシンです。

KE007の経歴
KE007の経歴
1976年の日本GPに出走した後、地方展示をしていたけど
その後20年間行方不明となり、後年発見されてレストアされて現在に至る模様。
今回の映画にも出演しているらしい。

以下はマシン全体や細部の画像が続きます、興味が無い場合は無視してOK(^^;
フロントから、今では見かけないスポーツカーノーズ。





2階から下が見下ろせたので、上から見た状態


富士スピードウェイのロングストレートで空気抵抗を減らす為、
トレッドは他のマシンより狭いかも。

ステアリングはよく見ると、左にオフセットされているみたい

インダクションボックス周り



バックミラーの取り付け位置が特徴的






コクピット廻り、当時はアルミモノコックボディが主流で
クラッシュすると簡単にボディが変形します。

現在のF1と違ってステアリングとメーター周辺はシンプル
当然ながらマニュアルシフトです。




フロントカウルの下は取り付けステーだけで何も無し。

当時はダンロップタイヤだったけど、展示車はヨコハマタイヤ(ADVAN)を装着

リベットでリアウイングの形状が判りますねぇ


リアウイングの下にあるのはオイルクーラー










フロントタイヤ

リアタイヤ、ホイールはスピードスター製
当時のF1は前後タイヤの直径が違います。


フロントサス周辺

リアサス廻り
上にある円筒形の物はダンパーのガスタンク

コンピューターを駆使して設計した現在のF1マシンも良いけど、
手作り感のあるこの当時のマシンも結構好きです。