PENTAX P30とXR RIKENON 50mmF22008年04月18日 23時56分07秒

ボディが\2100で、レンズは\1050で購入
例によって中野にあるカメラ屋のジャンクコーナーにて発掘
これで何個目だろう orz

ウィキペディアで調べてみたらこの機種の発売は1985年10月と書いてあるので
今から23年前位前か
一カ所、難点がある以外は年式の割には綺麗な状態です。
その難点とは・・・電池室の蓋が付いてない(汗)
このカメラ、露出計は当然だがシャッターも電子式なので
電池室の蓋がない=電池が入らない=電源が入らないのでカメラとして使えない(爆)
しかし、こんなこともあろうかと(ぇ
以前、もっと程度の悪いP30を買ってあったので、そっちの電池蓋を移植して
この問題は解決。
電気系の動作未確認で買ってきたけど、電源も入ってシャッターや露出計も
正常に動いているみたいなので、まずは一安心。

その後、動かしているとフィルム巻き上げレバーが上下にぐらつく様になってきたので
巻き上げレバーの上部カバーを外し、巻き上げレバー根本のネジを
増し締めして固定完了。ここのネジって逆ネジになっていたのね
普通に回していたらかえって緩くなったので焦った。

一緒に買ったリコーの50mmは70年代末にサンキュッパのキャッチフレーズで
発売されたリコーXR500に付属されていた物で、
価格(発売当時\9,000)の割に良く写るので、今でも人気が高いレンズです
調べてみると製造時期により何種類かあるらしい。
分類すると大体こんな感じ

前期型
1.レンズ銘板にXR RIKENONの文字がある
2.最短撮影距離が45cm
3.レンズ鏡胴は金属製でピントリングのローレットがゴム製
中期型
1.レンズ銘板にあったXRの文字が無く、末尾にLの文字が入る
2.最短撮影距離が60cmに変更
3.レンズ鏡胴が樹脂製になり、ピントリングのローレットが一体成形となる
後期型
1.レンズ銘板にあったLの文字もなくなり、RIKENON 1:2 50mmとなる
2.レンズ全長が前の型より短くなり、さらに小型・軽量となる
3.その他は中期型と同じだと思われる
その後、このレンズを基にプログラム対応のRIKENON P50mmが出来たと
思われるけど、その辺りは未確認

この分類で行くと、今回入手したのは前期型の様だ。
買ってきたレンズにカビや大きなホコリとかは無い様で絞りも正常に動作するが、
レンズ後群にコーティングのムラ?みたいな物が見られるのと、
ヘリコイドのグリスが抜けてきているらしくて、ピントリングを動かすと一部軽い。
他にもフィルター枠のねじ山が一部潰れおり、
レンズの前枠(銘板やフィルターが付く所)が
完全に固定されて無くてぐらぐらするなど、ボディに比べて問題がそこそこあります。

コーティングのムラ?は自分じゃ対応出来そうもないので、とりあえずは
前枠の固定が出来るか試してみた。
分解方法をネットで調べてみると幾つかヒットしたけど、上記の分類による
型式の違いから、全部同じ方法では分解出来ない模様
仕方がないのでレンズをあれこれと調べていると、
レンズを最短撮影距離にすると、ヘリコイドに小さなネジが3カ所ある事を発見
試しに極小のドライバーでネジを締めてみたら、レンズ前枠が固定できた。
これで前枠の固定が可能となったが、逆にネジを緩めたらどうなるか?
と思い、試しに3カ所のネジ全部を緩めてみた
結果はレンズ前枠が外れ、ヘリコイドのネジ部分が見える様になった。

この状態なら抜けてきているグリスの補充が出来そうなので
10年以上前に何故か買ってあった(笑)レンズヘリコイド用グリスを少量補充
結果、ピントリングの動きもスムースになり状態はかなり改善出来た。

ただ、少々グリスを多く補充したみたいで、ピントリングの動きが堅くなってしまった
もう少し様子を見ながら補充するべきだったと、少し反省(^^;